重度の大人アトピーだった私ですが、一生薬漬けは嫌だと一念発起して脱ステロイドし成功しました。ある方にこのエピソードを話したところ、世の中のアトピーで悩んでいる人たちにブログを書いてほしいと言われましたので、ここに記します。
大人アトピーになった経緯
私が大人アトピーになったのは27歳の時でした。
その時、私は会社員として働いていました。
アトピーになる2年ほど前から、季節の変わり目、特に春になると内ももがかゆくなって掻きむしった結果、じんましんが出るようになっていました。
そして数週間で自然と治るということを繰り返していました。
27歳の頃、いつものじんましんがいつまで経っても治らず、掻きむしっているうちに、範囲がどんどん広がっていきました。
範囲がどんどん広がるとさらにかゆくなって掻いてしまう。
そしてまたどんどん範囲が広がっていくという悪循環にハマっていきました。
そして、皮膚科に行き、先生が処方したステロイドを疑いもなく塗り始めました。
ステロイドの塗っていた期間
ステロイドを塗るとあっという間に赤みが消えて綺麗になります。
最初はこんな魔法のような薬があるんだと思っていました。
ところが、また時間が経つと痒くなったり赤みが戻ったりしてくることに。
それでも、当時は西洋医学が一番だと思っていたので、とにかく全身にたっぷりと塗っていました。
全身にたっぷりと毎日塗っていた期間はおよそ3ヶ月位。
その頃には肘や手首、足首などが血だらけで曲げられないようになっていました。
脱ステロイドを決意するまで
当時はインターネットがない時代でしたので、とりあえず書店でアトピーの本を探しまくりました。
そこで、どうやらステロイドがアトピーの完治には効果がないどころか、悪化して皮膚が鼠色になっていくということに気づき、
どんなに辛かったとしても、絶対にステロイドをやめようと決意しました。
もちろんそれと同時に、食事を改善したり、運動をしたりと生活も変えることに。
脱ステロイドの地獄のような日々
早速脱ステロイドをはじめた私でしたが、それはそれはとても過酷なものでした。
ベットに入ると痒くて痒くて、寝れないのです。
毎日の平均睡眠時間が2時間という日が3ヶ月くらい続きました。
最初に2週間位で、もう無理だと思いました。
ステロイドを塗って早く楽になりたいと何度も何度も思いました。
まるで麻薬のようにステロイドを塗りたいという衝動に何度も駆られたのですが、そこは何度も何度も自分に言い聞かせて思いとどまりました。
約3ヶ月、平均睡眠時間2時間という状態でしたので、体重はめっきり落ちてとても痩せました。
もともと痩せている方だったのですが、体重は40キロ(身長は160センチ)になっていました。
それから徐々に睡眠時間を取れるようになってはきましたが、全身のかゆみが完全になくなるまでには約1年以上かかりました。
その間、睡眠不足で辛かったですが、会社は頑張って通っていました。
肌の状態も良くなったり悪くなったりを繰り返し、朝起きるたびに一喜一憂して精神的にも辛い日々でした。
アトピー 絶対に治る方法
脱ステロイドだけでアトピーを治したわけではありません。
とにかくありとあらゆるものを試しました。
まずは食事の改善。
当時は外食も多かったので、まずは家で母親の作った料理だけを食べるようにしました。
砂糖が入ったお菓子は完全に排除しました。
あと、カレーなどの悪い油が入っているものも排除しました。
やはり、砂糖や悪い油を食べたあとに必ず痒くなるということを体感しています。
あとは、骨格療法という本に出会い、この本に出ている簡単な運動やマッサージで劇的に回復しました。
骨格療法の本はもう今は絶版になっているようで、インターネットで作者の方を探したのですが、もう引退されているのかその療養施設は存在していないようです。
ですので、骨格療法についてはぜひ知ってもらいたいですし、次回以降に詳細を書きたいと思っています。
あとはカサカサした肌に潤いを与えるものや、洗うものをとにかく探しまくりました。
無添加や低刺激というものをとことん探して試したのですが、まぁこれがなかなかいいものがない。
試行錯誤の上、やっとみつけたものがいくつかあり、今でも愛用しています。
これについても次回以降紹介したいと思います。
あと、住環境もとても大事です。
当時私は新築の部屋に住んでいました。
建材にはホルムアルデヒドという接着剤が使われており、このホルムアルデヒドが揮発し人体に影響するというもの。
これをシックハウス症候群と言います。
私は完全にホルムアルデヒドが充満した部屋に寝ていました。
これはアトピーで苦しんでいた時には気づけなかったのですが、後にインテリアコーディネーターの資格の勉強をしていた際に知り、
私のアトピーの原因の一つだと思っています。
その後、建築基準法でホルムアルデヒドは規制はされることになったのですが、
今でも多少のホルムアルデヒドは揮発していて、築5年くらいは人体に影響しているそうです。
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