最近注目されている「シェディング」現象。接種者が体から何らかの物質を排出し、周囲に影響を与えるというこの説に対し、科学的なデータはまだ限られています。しかし今回、室内の空気質を測定したところ、接種者の有無で明らかな違いが見えてきました。
シェディング 測定条件と使用機器
- 測定日①(5月7日):接種者が同席
- 測定日②(5月8日):非接種者のみ
- 測定日③(4月3日):接種者が同席
- 測定項目:ホルムアルデヒド(HCHO)、PM2.5、TVOC(総揮発性有機化合物)
- 測定ルート:玄関 → 入口 → 室内 → 廊下 → 玄関 → 入口 → 室内
※測定期間は4月3日から5月8日の約1か月間。
※測定結果はいずれの日も大差はなかったので、比較しやすい日を抜粋しました。
※使用した測定器は、一般家庭でも使用可能な臭気測定器で、0.001単位で数値を取得できます。
※測定器はこんな感じです↓

250507092706792

250507094000553
- ホルムアルデヒド(HCHO):シックハウス症候群の主因。基準値は0.1mg/㎥
- PM2.5:肺の奥深くまで入り込む微粒子。呼吸器疾患の要因。基準値は35㎍/㎥
- TVOC:さまざまな揮発性有機化合物の合計値。臭いや体調不良の原因に。基準値は0.4mg/㎥
- 放射線量:基準値は0.23μ㏜/h
シェディング 測定結果を比較してみた
測定日 | 人員構成 | TVOC最高値 | HCHO最高値 | PM2.5 |
5/7 | 接種者あり | 9.999 | 1.999 | 3 |
5/8 | 非接種者のみ | 0.827 | 0.108 | 3 |
✅ ポイント①:ホルムアルデヒドが5倍以上
接種者がいた空間では、非接種者のみの空間に比べてホルムアルデヒド濃度が5倍以上高いという結果に。家具や建材以外にも、人の呼気・皮膚などから放出される可能性のある微量物質の影響が示唆されます。
✅ ポイント②:TVOCも最大値を記録
TVOCは最大値(9.999)を記録。ただし、5/8には「室内に誰もいない状態で0.827 → 接種者が入室すると即9.999に到達した」との記録があり、“人がいること”と“揮発性物質の増加”に強い相関があることがわかります。
✅ ポイント③:場所ごとの空気質の違い
廊下 | 入口 | 室内 | 室内 | 廊下 | 廊下 | 玄関 | 玄関 | 入口 | 入口 | 室内 | |
4月3日 | 9:17 | 9:18 | 9:18 | 9:27 | 9:42 | 9:43 | 9:44 | 9:44 | 9:45 | 9:46 | 9:46 |
HCHO | 0.027 | 0.09 | 0.117 | 1.242 | 0.502 | 0.176 | 0.1 | 0.097 | 0.188 | 0.453 | 1.2 |
PM2.5 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 9 |
TVOC | 0.166 | 0.592 | 0.965 | 9.999 | 4.833 | 1.855 | 0.715 | 0.644 | 2.06 | 4.15 | 9.999 |
TVOCの場所別比較(4/3)
- 廊下:0.166
- 入口:0.592
- 室内:0.965 → 9.999
- 廊下:4.833 → 1.855
- 玄関:0.715 → 0.644
- 入口:2.06 → 4.15
- 室内:9.999
外部から室内に入るほどTVOCが上昇しており、室内から外部に出るほどTVOCが減少。室内に蓄積されていることが明白です。
✅ ポイント④:放射線量
4月21日 | 11:44 | 11:44 | 11:46 | |
放射線量 | 0.18 | 0.2 | 0.06 | |
4月16日 | 17:57 | 18:03 | 18:03 | 18:04 |
放射線量 | 0.15 | 0.18 | 0.2 | 0.24 |
4月3日 | 13:05 | 13:08 | 13:22 | 13:25 |
放射線量 | 0.06 | 0.13 | 0.22 | 0.33 |
接種者と接近したときで骨が痛くなるタイミングで測定すると、明らかに数値が上昇。
シェディング 接種者による空気質の変化はあるのか?
科学的にはまだ議論の余地がある「シェディング」ですが、今回の実測値からは以下の仮説が浮かび上がります。
- 接種者の体からは、空気中で化学的に反応する何らかの物質が排出されている可能性
- それにより、HCHOやTVOCなどの揮発性物質が増加する現象が起きている
- 揮発性物質だけではなく放射線が増加する現象が起きている
- 密閉空間ではその影響が顕著であり、換気状態が悪いと濃度が上昇しやすい
シェディング 空気の“見えない汚染”から身を守る4つの対策
- 朝一番の換気を徹底する
→ 閉め切った空間では有害物質が溜まりやすい - 空気清浄機を常時使用(HEPA+活性炭)
→ 揮発性有機化合物にも対応できるフィルターを選ぶ - EM・炭・ドロマイトなど、自然由来の空間浄化アイテムを活用
→ 空気中の有害物質を吸着・中和する効果が期待される - 定期的に空気質を測定し、記録を残す
→ 変化に気づく習慣が、自衛力を高めます
シェディング まとめ “空気を測る”ことで、見えない問題が見えてくる
今回の測定で得られたのは、「感覚」ではなく「数値」という客観的な情報です。接種の有無に関わらず、共存のために空気質を整える努力は必要です。
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