【基礎知識編】ケイ素不足で起きる体の異変とは?

私たちの体には、微量ながら**ケイ素(シリカ)**が欠かせません。
しかし現代人の食生活では、このケイ素が慢性的に不足しがちだと言われています。

ケイ素が不足すると、体はどんなサインを出すのでしょうか?
ここでは、具体的な「異変」と、その背景をわかりやすく解説します。


1. ケイ素とはどんなミネラル?

ケイ素(シリカ)は、地殻の約25%を占める非常に多い元素。
私たち人間の体内にも、骨・皮膚・血管・髪・爪・関節など、あらゆる組織に存在しています。

とくに重要なのは、コラーゲンやエラスチンといった、体の弾力を支える成分を結びつける役割を持っていること。
つまり、ケイ素は体を「しなやかに保つための必須素材」なのです。


2. ケイ素不足で起きる体の異変

では、ケイ素が足りなくなるとどうなるのでしょう?

代表的な「異変」を紹介します。

① 肌のトラブル(シワ・たるみ・乾燥)

ケイ素はコラーゲンの生成に必要不可欠。
不足すると、肌のハリや弾力が失われやすくなり、

  • シワが増える

  • 肌が乾燥する

  • たるみが目立つ
    といったエイジングサインが現れやすくなります。

② 骨や関節の弱体化

ケイ素は骨にカルシウムを定着させる「のり」の役割をしています。
不足すると、

  • 骨粗しょう症リスクの増加

  • 骨折しやすくなる

  • 関節の痛み・こわばり など、骨と関節の健康に大きな影響が出ます。

③ 髪や爪の劣化

ケイ素は髪や爪の「強さ」も支えています。
足りないと、

  • 髪が細くなり、抜け毛が増える

  • 爪が割れやすくなる
    といった変化が起こります。

④ 血管・内臓の老化

ケイ素は血管の柔軟性にも関係しています。
不足すれば、

  • 動脈硬化が進みやすくなる

  • 心疾患リスクが上がる
    可能性があると言われています。

また、腸粘膜を保護する役割もあるため、ケイ素不足は

  • 腸の炎症

  • 免疫力低下 にもつながることがあります。


3. なぜ現代人はケイ素不足なのか?

本来、自然な食材から十分に摂取できていたはずのケイ素。
ところが、現代では次のような理由で不足しがちです。

  • 精製食品の増加(白米・小麦粉製品など)

  • 農薬や化学肥料による土壌のミネラル減少

  • 水道水の浄水処理でミネラルが除去される

特に「白く精製された食品」は、ケイ素をほとんど含んでいないため、食生活を見直さないと慢性的に不足するリスクが高まります。


4. ケイ素を意識して補うには?

不足を防ぐためにおすすめなのは、次の方法です。

  • 玄米、雑穀、根菜類(ごぼう・レンコンなど)を積極的に食べる

  • ミネラル豊富な自然水を飲む

  • ケイ素を含む薬石で作った「ケイ素水」を取り入れる

  • 必要に応じて、ケイ素サプリメントを検討する

ただし、サプリメントの場合は吸収率や安全性に注意が必要です。
できるだけ自然な形で摂ることを心がけましょう。


まとめ

ケイ素は目に見えない存在ですが、体の基礎を支える「縁の下の力持ち」です。

肌や髪、骨、血管、腸の健康を保つためにも、
日常的にケイ素を意識する暮らしを取り入れていきましょう!

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